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PTAの耳はロバの耳~!

PTA見聞録です

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ラスボスが倒せない場合

前回までラスボスをどげんとせんといかん!と書いていたんですが、
ラスボスは、

日本の社会における女性(母親)の扱い方

で、そうなると倒し方は

一人一人の母親が、社会性を身に着け自分の頭で考え、自分の言葉で意見を言い、自分の責任で行動に移すこと。


となって「お、おう…」という結論でした。
なんつーか壮大すぎて……いつこれ実現すんの?100年後?的な。

昨年度1年間、問題意識を持ちつつ活動してきて、
私が一番おかしいとおもっているところは、構成員を追い詰め嫌な思いや悲しい思いをさせるところだとはっきりしました。
具体的には、組織として義務だけ課して責任をとらない⇒困る人が出てきても代案や救済策がなく放置⇒困る人は嫌な思い、悲しい思いをする

どうしてそうなるかというと、運営の仕方が稚拙だから、というのが私の結論です。
さらに、どうして運営の仕方が稚拙になってしまうのかというと、

・運営の仕方について考えたことがない人がほとんどだから
 →だからこの運営の仕方で苦しんでいる構成員がいることに関心がない
 →運営方法を変えることについてそんなことができるとは思っていない
 →苦しんでいる構成員がいても、運営の仕方のせいではなくその人個人のせいだと思っている
・構成員を苦しめないような、他の運営の仕方を知らないから

このあたりかなあと。
つまり、私が問題意識を持って、
構成員を追い詰め嫌な思いや悲しい思いをさせている今の運営方法を変えませんか?
と訴えたとしても、大多数の構成員にとっては、その意識は共有できないんですね。
よって変更する意義を感じないため、変更に積極的ではなく必要性も感じていない。

前回までの私の結論としては、「そういう組織が快適だと言う人が圧倒的多数なら、その組織で辛い思いをする方が断る、もしくは去ればいいんじゃないか。」というものでした。

まーでもね、あきらかに【今の】社会常識から考えると、非常識で不適切な運営方法だと思うわけです。戦前ならいいと思いますが。
た とえ80%の構成員が「私たちはいまのままでいいんです」と言ったとしてもね、そういう団体が小学校の義務教育の校舎で活動していることに対して、一成人 として「おかしいんじゃないの?」と思います。せっかく新しい世代に新しい人権教育をしているのに、それを相殺してしまっているような親の活動……。


なので、P連に、横浜みたいにPTA会長に対して「そもそもPTAとは」の研修をしてよ、と陳情しようと思っていました。
説得力を持たすために自分の住所と身分(小学生の親でPTA会員である)をあかして。
で、そのことについてなにか連絡があるかもしれません、ご迷惑をおかけしたら申し訳ございませんとあらかじめ校長先生とPTA会長には伝えてあります。

しかしねえ……
上記のラスボスやラスボスの倒し方について考えると、P連に訴えるという行為が恥ずかしいと言うか情けないと言うか……
「そーかそーか。やっぱり女子供、もしくは一般ピーポーには自分達の作った組織の自浄もできないか、お上の言う通りじゃないと無理なんだねーお上のやり方は男社会のやり方だけどねー」
みたいな幻聴がww聞こえてきてね。

同じく陳情するにしても、もう少し具体的になんとかならんかと思っていたわけです。


で、考えたんですが。
実際組織の構成員一人一人がきちんとこれができてる組織って逆にそっちの方が少ないよね!?
まあ社会的な役割分担として、女の方が専業主婦とか補佐的な仕事とかで責任取らない場合が多いにしても、男だって責任をとらなくてすむよーにすむよーに巧妙に後ずさりして逃げてくよね!?
会社の案件とか、大型受注とかだと聞いたことない部署とかからいろんな人がわらわらとサポートとか称してよってくるけど、いざトラブル案件に変わった途端、さーっっと蜘蛛の子を散らすように逃げてくよねww
でも、うまく回ってるんです。それはなぜ?


年度初めということで、うちの会社でも事業方針の説明会がありました。
社長から降りてきた会社方針を、事業部長→部長→課長と、昨年度の総括と今年度の目標について各々の権限範囲の内容について説明がありました。

で、当然ながらみなさんものすごーく自分の権限内の事業内容について理解してる。平社員より理解してる。っていうか平社員より理解してない課長がいたら、逆にそれはだめですよね。

PTAに足りないのはこれじゃないのかなーと思いました。
・しっかりした優秀なリーダー
・そのリーダーが自分の活動の意味と目的をちゃんと理解していること
・その意味と目的を、構成員みんなときちんと共有できていること(共有しようとリーダーがこころがけていること)




私がPTAで嫌なところ、問題だなと思っているところは、運営方法が稚拙でそれにより追い詰められて苦しんでいる構成員がいることです。
そこにフォーカスをあてて、

・PTAにのぞましいリーダー像(会長、執行部、各部部長までをリーダとします)
・どうやってそういう人を調達するか
・そのために私ができる第一歩は?

について考えたいと思います。

要はイジメ撲滅と一緒ですね。
PTAでいう私の嫌なところ「
運営方法が稚拙でそれにより追い詰められて苦しんでいる構成員がいること」、というのはイコールイジメをやってる母親たちが見てて胸糞悪いって話でもあるんです。
学校ならそれも悪いことだときちっと教えてくれる先生がいるはずですが、PTAでは野放しです。調子のりやがった勘違い母親。
彼女たちも犠牲者であるという視点から、何が彼女たちをそうさせてしまうのか。

PTAの参加は義務だという思いこみ?
関係ない、別組織だと連呼しながら助成金をだしたり賞をあげたりして煽ってる行政?
その人達の品性が下劣だから?
人間には人をイジメたいという本能があり、それを矯正するのは難しいでしょう。
でも発動しないような条件下に置くことはできるはずです。

どれも要因だけど、どれも治さなくてもうまくいく方法があるんじゃないでしょうか。
そう、私がすぐ上で書いた「
学校ならそれも悪いことだときちっと教えてくれる先生がいるはず」。
先生=管理監督者、リーダですよ。
規約を改正して権限は与えられないですが、リーダーがきちんとしていれば末端委員の変な暴走は防げるはずです。


「命を大切に」「相手の気持ちも考えて」などという道徳教育は、フネはきれいごとだと言い切ってしまうような人間で、
そんなきれいごとに時間を使うくらいなら、イジメが発生する条件を過去の無数の経験から定義し、それを解決した方がいいだろうと思います。


イジメがおこる環境というのは、前もどこかで書いたけど

・閉鎖的でストレスフルな空間
・監督管理者がいないもしくは権限がないもしくは無能

これをPTAに当てはまると、

風通しを良く→入退会完全自由化、男親もやれや
監督管理者→今回のブログのリーダーの話

となります。
風通しを良く、の方もね……何とかしたいけど、社会構造とかにもかかわってくるから20年度くらいまでまたないと無理っぽい。
そこで管理監督者。リーダーですね。
考えていきたいです。


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comment

横浜ですが…

  • water  
  • 2016/05/01(日) 15:51
  • edit

はじめまして。すごく共感しながら、ここ数日すこしづつ読ませて頂いてます。

私は横浜の公立中学校のPTAですが、横浜市PTA連絡協議会が新任役員研修会で「PTAは任意だよ、そこんとこよろしくね!」と研修会しはじめてから今年度で5回目になりますが、ぜーんぜんだめです。
もはや、PTAが混乱を恐れて自分達自身で任意を周知説明できずに放置している間に、新聞やテレビ等のマスコミから任意だと知る保護者が量産されていく感じです。

私は昨年度広報の平委員をしましたが、年間100万円もかけている広報誌なのに、何のため、誰のために広報誌を発行してるかの意義や意味の説明もなく、単に子供達の行事の写真を並べ、先生紹介や部活紹介の広報誌になっています。

自分で調べて、PTA広報誌はPTA活動を会員に知らせ、考え合うためにあると知って、仕事を休んで作ってる広報誌がコレって…と、あれこれ足掻きましたがうまくいきませんでした。
広報委員長自身が、「年間100万円は高いとは思いません、だって皆さん、普段見られない子供達の様子を写真で見られて喜んでますから」と言われて唖然( ; ゜Д゜)ホントカヨ?

で、フネさんのおっしゃるところの、
「一人一人の母親が、社会性を身に着け自分の頭で考え、自分の言葉で意見を言い、自分の責任で行動に移すこと。」
や、組織としての方向性や目的を保護者達に浸透させるために、一役買えるはずの広報誌なのに、そうなれないのがもどかしいです。

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