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PTAの耳はロバの耳~!

PTA見聞録です

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仕事は理由になりません

最初にこれを言われた時は、

ああ、仕事している人用に別枠の活動があるのね

と思いました。
つまり土日とか夜とかその人の仕事が休みの日に活動できるような仕事、
家でできる仕事、
何日までにこれこれをやってPTA室に置いておいてください、的な仕事

そういうのをしたい場合は何委員をやればいいのか?と聞くと「そんなものはありません」

・・・・・どういうこと?
「とにかく委員になってください。そうしたら全校全学年のあつまった委員会があるので、その時にあなたの都合をいって、なんとかしてもらえないか頼むといいと思います」

これもまあ、なんというか無責任な発言ですがでも実は、こうやってちゃんと言ってくれる人はすくないです。
普通は「……さあ……それは個人でなんとかしてください」ぐらいでしょうか。

いやいやいやいや……そんな回答じゃあとてもじゃないけど立候補なんかできないよww
「でも一子一役なのでやってください」
「いや……仕事は理由になりませんって、じゃあどういう意味なんですか?」
「仕事を理由に断れないっていう意味です」
「いや、それはわかりますけど、実際体は一つしかなくて、昼間会社にいながら学校で会議には出られないんで、だから仕事でできませんって言ってるんですが」
「でも仕事しながらやってる方もいます。いろいろ工夫してやってくださっています」
「いや、私はその人じゃないし……工夫すれば仕事をしててもやれますよって意味ですか?でも私の仕事の内容とか家族構成とかわからないのにそんなことどうして言えるんですか?」
「みなさんやってらっしゃるんで」


このあたりで、もう会話はやめた方がいいです。
不毛なんで。
ほんと話が通じない人は通じない。


で、ですねー。PTAが言うところの「仕事は理由になりません」は、結局はどういうことなのかを私なりに考えたんです。
だってあの人達に聞いても、理解できる返事をくれないんだもん。

多分、ですが
仕事をしている人の都合はまったく考えずに、PTA側の都合だけで言ってるんでしょう。
仕事をしている人を省いたら、役員委員をする人が特定の人になってしまう、もしくは不公平だと文句が出る→だから「仕事を理由に断らせるな」

とういうことです。
しかし会議は平日昼間、一か月二回開催、一度も出なければ批判ゴウゴウなわけです。
つまり
仕事をしているひとの側の都合は考えてすらいない

と、こういうことですね。
だからPTA側の言う「仕事は理由になりません」という言葉は、がっぷり真正面からとらえる必要などない言葉なわけです。
「あーはいはい。でも仕事は理由なんですよねー。仕事が理由にならないのはそちらの都合ですよね。PTAの都合でおっしゃるのなら、こっちもこっちの都合で言わせていただきますが、仕事ですのでできません」
となります。

ここで、わざとわからないふりをしてがっぷりよっつに組むやり方もあります。
その場合は、
「そうですが、仕事は理由にならない……親ならみな平等ってことですよね?」
「はい」
「じゃあ、家庭数でのPTA活動をやめたらいいと思うんですが、なぜやめないんですか?」
「は?」
「一家庭に一人、PTA活動をしてくださいって今なってるじゃないですか。そして今、仕事をしている人を外したらPTAの委員をやる人がいなくなってしまうので、っておっしゃってたじゃないですか。ってことは人数がたりないんでしょう?なら家庭数参加を撤廃して、お父さんも役員委員をやってもらえばいいんですよ。くじにも参加してもらって。シングルや単身赴任世帯にとってはすごく平等になると思うし、役員をやってくれる人がすくなくてっていう問題も解決するし、そうしませんか?」

まあ、実はこれ、実際に言ったことあります。
雑談してる時にPTA副会長に。
すごく明るくて話がわかって、無駄な活動はどんどん変更しようっていう、この人と同じ代でよかったなーっていう副会長なんですが、心底びっくりしてました。
「すごいこというね~」だって。考えたこともないみたい。
専業主婦だから、男と同じような職場で同じように責任のある仕事をしている女がいるとは思ってもみなかった、みたいな感じでした。
「お父さんはだって、しっかり働いてお金を稼いでもらわないといけないから……」
PTAごときで休んでもらうわけにはいかない。

後半については口にしませんでしたが、私がそのご主人と同じ立場であるとは気づかれたようですね。
隣にいた例の話の通じない仕事ができない人は、「はあ?旦那なんて何言っちゃってんの?母親なら当然なんだから」って感じでまったく話にならなかったけど。


※追加説明
なぜ、副会長と私が理解できて、「例の人」は全く理解できなかったか。
ぼやーっとはわかっていたんですが明確に理解できだ野で追記します。

理由:生きてる前提が違う

副会長と私:とりあえずPTAの仕事がある⇒誰かがそれをこなさなくてはいけない
     
……という前提で、そのうえで「じゃあ誰がそれをこなすか?」という話をしているつもりなんですが、その「例の人」の前提は違うんです(たぶん)

例の人:母親なら子どものためにPTAの仕事をこなすべきだ⇒やるのは母親、これ当然

……という前提なんですね。それが前提だとも自分で気づいていない他の前提があるなんて思ってもいないわけです。
そしてその理由は、専業主婦で時間があるからとかそういうのは多分関係ない。
「母親」というそのくくりひとつで判断してるわけです。だから介護してようがフルで仕事してようがシングルだろうが関係ないわけです。だって「母親」でしょ!?ってなもんですわ。

お弁当や朝食は母親が作るものと発言して叩かれた教育長や内閣官房がいますが、それと同じ構図ですね。そうやって思い込んでる人たちが男にも女にも母親にも一定数いるということですね。
しかし、その母親はなぜそう考えるようになったのか。
まあ当然、社会にそういう価値観があり生存するためにはその価値観に染まる必要があった人、だからなわけでしょう。
つまり「母親なのだから」自分の時間すべてを子どもにささげなさい。
「母親なのだから」文句を言うのはおかしい。子どもを育てるのは幸せなはず。
「母親なのだから」自分の意識の全てを子どもに集中させなさい。できることすべてをやってあげなさい。何かあってからじゃ遅いのよ。
「母親なのだから」子ども以外のことに夢中になっちゃダメ。
などなど、ものすごい圧力……とは思わず、それが世間の常識だと思う人達。
そう言う人達は、「それが世間の常識だから」ほかのお母さんにもそれを言うんですよね。押し付けてる気持ちは無くても、「それが世間の常識」だと思い込んでるから、違うよと言う人に対して非常識だと糾弾するわけです。

以上、追加説明終わりです。※



で、まあね。
自分がマイノリティであることは、十分認識してます。
そのマイノリティである私が活動しやすいようにPTAを変えるのもおかしな話ですよ。マジョリティがやりたいようにやればいいんです。
それにこの日本で、そういう女について想像力を持てとか難しいだろうと思うので。だから何も本気で男親も参加させろと言ってるわけじゃないんです。
まるで当たり前のように、母親を参加させるようにしていること、参加の仕方が公平だと思い込んでいるPTA体勢側に、それっておかしくない?と少し考えてみてほしかっただけなんです。

副会長さんはさすがに聡明なんで、わかった感じでした。


……と、まあ、こんな感じでずっとおもってたんですが。

昨日職場での大先輩の女性とごはんを食べているときにこの話になって、その人の意見に「おお!」となりました。

その人曰く、

「週3だけの仕事とか、午前中だけの仕事とか、あんたPTAくらいできるやろって人が『仕事でできません』と言うのでそういうのをゆるしたくなくて『仕事は理由になりません』ができた」と。
女性でフルタイム、しかも正社員ってのが今よりももっと少ない時代で、女性の働き方っていえば週3とかそんなかんじばっかりだったのかもしれないですね。
その人のころは、そんなフルタイムで正社員の女性がたいへんだろうなんてわかってるし、そんな人に無理矢理させるつもりじゃなかったと。
ただパートの仕事は理由になりません、とはさすがに言えないじゃないですか。それに女性でフルタイムというのも想定外だったでしょうしね。で、網をかけたら両方かかっちゃったわけですね。

どっちかっていうと発生としては後者の方なんだろうなってきがしませんか?
そして代々「仕事は理由になりません」という言葉だけ受け継がれてしまって、今となっては意味も考えずに使っているんでしょうね






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comment

無題

  • ガーラ URL
  • 2015/03/13(金) 21:35
  • edit

ふね様 いろいろ共感するところが多く
あちこちにコメント書いてすみません!

私もフルタイムで3人子どもがいますが
(今はフルタイムじゃないですが!)
3回やったら洗脳される前に
気がふれそうだと思いました(爆)

歩み寄るということがないんですよね。
こっちが、どれだけ緩く提案しても。
3回に1回は夜にやりましょうよって言っても
そんなのムリの一点張りですしね。

PTA携帯にメールするのも
9時ー5時の間に連絡しろというし。

携帯の音消してたらいいんじゃないですか?
昼間に確認してくれればいいので
夜にメールの送信するのは許してほしい
と言っても「そんなの常識的じゃない」とかいうし。

あぁぁんヽ(`Д´)ノ

PTAの根本的な間違いについて議論する前に
小さな爆弾が多すぎて前に進むのが難しい!
PTA内部ってそんな感じでした~

ガーラさんへ

  • フネ 
  • 2015/03/15(日) 18:02
  • edit

コメントありがとうございます~フネでございます。
ガーラさんのPTA,きついですねえ。メールの9時5時は、うちはなかったです。一応思いやりなんでしょうがそれもケースバイケースですよね。
PTAはケースバイケースが苦手ですね。私の分析によると、ケースバイケースだと責任を自分でとらないといけなくなるからだと思いますが。
なんというか「これ」と決まるとそれしかしないところがありますよね。
私の時も、「集団登校の児童数は、30人とか40人くらいだと大人が一人で把握しやすいですよねえ……」という先生の立ち話が、ワンホップ後は「登校班は30人と決まっています。特例で40人までいけます。あなたのところは少なすぎるので合併してください」と上から連絡してしまった人がいました。別に校外委員会正副で話し合った結論というわけでもなく、先生の立話程度の話を正式通達として、特定地域に連絡→地域が炎上、消火に手間取るということがありました。
でもその人に何度も、「できれば、の話でそうしなければいけないっていうわけじゃないんですよ。一緒に聞いてましたよね?」と伝えても、「でもそれがやりやすいならそうするべきですよね!?」と……。
ああいう思考硬直はどこから来るんでしょうか。もうどこから話し合えばいいのか糸口すらも見つかりませんでした。
爆弾ww確かに地雷原でした。前にすすまないですねw

無題

  • ガーラ URL
  • 2015/03/17(火) 18:06
  • edit

思考硬直 

↑ふね様、うますぎます!
うっかりサスペンスドラマに出てくる言葉と
読み間違えてしまいました~(ぷ!)

よく「普通、こうですよね」と言われるのですが
おそらく、私たちの思い浮かべる「普通」と
あの方たちが思いうかべる「普通」が
かけ離れすぎている…とも思いました。

社会で働いている父親たちが介入したら
なんじゃこりゃ!!!ってなると思うのですがねぇ…

30人の登校班って多くないですか?!
私が引率するとして、キャパは10人くらいです><

ふね様がブログなさっていること
ず~っと知らなくて、
もっと、リアルタイムでお話できたら
良かったなぁ~と残念です!

ガーラさんへ

  • フネ 
  • 2015/03/18(水) 23:05
  • edit

コメントありがとうございます!こんばんは!
今夜も毒毒しているフネでございます。

30人は、登校班ではなくて地区班みたいなものですね。すいません。書き間違えました。
通常の登校班は10人~15人くらいでしょうか。その集団が集まって地区班というのを作っているんです。
その地区班が30人から40人くらい。
でも、そんなベスト人数の地区班は少ないです。
6人のところから100人こえてるところまで(;^ω^)。
地区班ごとに校外委員さんをだすので、賢い地区は決して地区を割らずに校外委員になる確率を下げています。
私は、そこまで考えていることにあっぱれと思いますがw、なんとかして地区の分割をさせようとしている人もいます。
ぶっちゃけ、一つ前の私のレスに書いた『先生の立話をオーソライズもまだされていないのに、高圧的に該当地区班に伝えちゃった人』は、その地区の分割をさせようと主張していた人です(;^ω^)。
「子どもの安全のためなのに、親が校外委員をやりたくないからっていうだけで分割をしないなんて、なんて自分勝手な地区なんだろう」と常々怒っていたのでね……

正直なところ私がPTAに対して嫌いなのは、正にこういう思考で、こういう思考を持つ人達なんです。
なんかもう……本当にイヤっっっ!て叫びたいくらいイヤです。イヤというか嫌いですw。100%個人的な好き嫌いww。
自分勝手はおまえじゃああああ!って叫びたくなるんですよねー。
なんでか自分がこの世の正義だって思い込んでいるその思い込みを粉々にしたくなるというか。
尻文字で「マイルールを人に押し付けません」と書いてほしいです。
「普通」とか「常識」が好きですよねそう言う人達って。そしてその常識をバックに自分の頭では考えず、他者を軽々しく裁くんです。
とても浅はかでいろんな可能性の芽をつぶしていく、害にしかならない行為だと思います。


ブログはこっそりと吐き出していたので……(;^ω^)
リアルタイムでお話させていただいていたら、たぶんもうほんと毒にまみれてガーラさんを窒息死させていたと思います。
デトックスには1年くらいかかりますかね……

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