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PTAの耳はロバの耳~!

PTA見聞録です

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初めての接触 #2

さて。
仕事終わって急いで夕飯作って食べさせて、片づけて……ってのはまっぴらごめんだったので、
さくっと近所のコンビニで夕飯を買って子どもと一緒に食べます。
おでんはゆずこしょうですよね~!


そしてサザエ(小4)に、「火は使うな、人が訪ねてきても絶対開けるな、電話もでるな、夜の8時になったら風呂をいれて皆で入れ、9時になっても帰ってこなかったら勝手に寝なさい」と言いつけて夜の7時5分前に家をでました。
サザエは結構なビビりで、昼間に子供だけで家にいるのは半日くらいなら平気なんですが、夜は初めてで、かなり緊張してました。

そして7時二分前に集会所に到着。

……誰もいない。

委員を選ぶ側––––––去年の地区委員の皆様もいない。(イラ1)

まあね、別に仕事じゃないし時間厳守とか別にいいか。と思っていたら去年の校外委員の人が平謝りでやってきました。
全部で去年の校外委員が10人くらいかな。そして今年度選ばなくてはいけないのは
・うちのグループから校外委員一人
・全部のグループ(斑)青少年保護委員三人
選ばれる対象の、今夜呼ばれた人は7人くらい、だった気がします。

ここで私はまたもやさくっと
「あ、私校外委員やります。青少年保護委員は残りの人で決めてください。先に帰ります~」と五分で帰ろうと思っていたんですが……

人が来ない。(イラ2)

呼ばれた人の中の一人がこない、もう一人は風邪との連絡があった、でもあの人は…?とかいうのを去年の校外委員さんたちが部屋の隅でごしょごしょごしょごしょずーーーーーーっとやってる。(イラ3)
そして呼ばれた候補者の方も、一つのイケイケ風のママグループ4人ぐらいが固まってコショコショしてる。(イラ4)

ってなわけで結局、会が始まったのは7時20分でした。
この時点でせっかちな私はかなりイラ5。段取り悪すぎるでしょ。


そして会が始まれば、当然司会進行の人から何か説明があるのだと当然思っていた私の考えは真っ二つに一刀両断されるのでした。

な、なんの説明もねええええええええ!

校外委員の一年のスケジュールとかそれぞれの行事の目的とか、そもそもの活動の意味とか
なーーーーんにも!
何をやってたのかというと……
去年の校外委員さんと、今年呼ばれた候補者(私含む)は、当然顔見知りの人もいるんですよ。私はボッチなんで知ってる人はほとんどいなかったんですが。
で、候補者の中の誰かが、去年の校外委員さんに隅っこでコショコショと仕事内容を聞いて、去年の校外委員さんがコショコショとそれにこたえる。(イラ6)
反対側では別の候補者の誰かが、別の去年の校外委員さんに相談してる……という、私限定でかなり不毛な時間。(イラ7)
まあボッチの人は4人くらいいて、みなぽつーんとしてましたが。
しばらくすると、今、青少年保護委員の人に説明に来てもらえるよう連絡してるからちょっと待ってくれと。
また待つことしばし。(イライラMAX)

この、青少年保護委員の人は、初めて全体に対してクリアーに仕事内容を説明してくれました。
そういう活動をしてる人もいたのねええええええ!と初めて筋道だった説明を聞けて、感激。
しかし、やっぱりこの人も、なんというか組織の末端の人で、
「運営母体はどこなのか」「今年三人選べという指令はどこからでているのか」「その仕事内容には何の意味があるのか」「そもそもそんな団体に入った覚えはないんだけど?」ということはわからないようでした。
「最後に、目的も資金の流れも説明のない怪しい団体に参加したくないので、と今回の委員決めを断ったらどうなりますか?」と青少年保護委員の人に聞いてみました。
その人は(明るくてとってもいい人でした)困った顔をして「他の方にお願いするしか……」
「親がその青少年保護委員に参加しないと、子供にどんな不利益があるんですか?」
その人はまた困った顔をして「特にお子さんに直接不利益はないとは思いますが、他の我慢して委員をやられたお母様方から……」

と言葉をにごされましたが、要はここはムラ社会だぞ!と。みんなが我慢してやってる嫌な仕事を、正論やそもそも論を振りかざして逃れるようなやつは、まあ法律ではしばれないから逃れられるだろうけど、ムラ八分だぞ、と。そういうことでしょう。
その方はそんな脅すような言い方はされておらず、私も当然この状況で私だけ抜けたら、他のお母様方は「何あいつ」と思うだろうと思います。
まあこれ以上聞いても仕方がないので、とりあえずどうやら市か県が補助金をだしてる団体らしいということが分かった時点で質問を切り上げます。



そしてこのときに思った再びロバの耳。
これは私がロバの耳なのかな?(異質物という意味で)

みんなどんな組織かわかってるの?わかってないよね?わかってないのに疑問はないの?
なんか活動させられるっていうのに、その団体がへんな宗教団体にかかわってないかとかひょっとしたら特定の政治家の資金源になってたりとかなんかそーゆー、あとでわかった時に実は悪いことしてましたとかなったら嫌じゃない?
貴重な時間をつかって活動させられるんなら、せめて自分はなんのために活動しててそれにどんな効果があるのかぐらい知りたくない?っていうかそもそも、せめて参加するなら自分が活動内容に納得できる組織で活動したいよ。どうせこれもボランティアなんでしょ?そいうのって知りたくないの?……知りたくないんだ……そーか、すいません。無駄な時間を私の質問で使っちゃって。どうでもいいよねー。


そして、散々いろいろ聞いていざ「あの……どなたかやっていただけませんか」と、去年の校外委員さんは恐る恐る聞かれました。
ようやく……と思いながら「校外委員やります」とさくっ立候補。
青少年保護委員の方も、立候補でサクサク決まります。こっちは任期二年でこれをやっているあいだはPTA委員は免除なんですって。つまり今四年生のお母さんでPTAをやってない人にとっては、青少年保護委員をやればPTAやらずに小学校をどうどうと卒業できるわけ。
みなさん当初、他のお母様方からのうわさで、平日夕方から夜にかけての活動が多いと聞いていたようですが、わざわざ説明に来ていただいた方のおかげで、それは嘘っぱちだとわかりました。
二か月に一回くらい土曜の午前に、この集会所で会合がある程度らしいです。



こう感じで、最初の接触は終了しました。
終了後の感想は、「やっぱりよくわからない」。



校外委員になったはいいが、次の会合はいつなんだ?平日昼間なんだろうから有休をとらないといけないんだけど、一週間前に通知とかだともう会議がはいっちゃったりしてて難しいから、できれば一か月前かせめて二週間前には教えてほしい……
それに私はもともとボッチなので事前情報なんて仕入れていなくて、今日の会合で聞けばいいやと思っていたんですが、他のお母さんはママ友ネットワークで情報をいろいろ仕入れていたみたいです。会の前に「……だってよ!」「……とか……とかやらないといけないんだって」とかいろいろしゃべってるのが聞こえてきたんで。

でもぜーんぶ間違ってました。
言いたいのはつまり、しなくてはいけない仕事を強制的に割り振られる割に、その仕事内容を正確に理解している人は少なく、みなあやふやな情報で被害妄想や誇大妄想に陥っているということでした。
聞いてみたら「あ、それならなんとかなるかな……」的な感じだったんですが、それを当日直前に口頭で説明されてその場で決めろっつーのはどうなの……

そしてこれは、どうも私だけの変な考えみたいですが、組織の運営母体やら本来の目的やらの説明が欲しい。
自分はどんな組織に加わってその組織はどっちの方角を向いてるのか知りたいんです。
その仕事はどんな需要があって発生して、なぜ「しなくてはいけないのか」、「しないとどういう影響があるのか」も知りたい。

これってそんなに非常識な考えなんでしょうか?

私は当然だとおもっていたし、会社での会社員や、社会での消費者の場合でも当然の考えだと今も思います。
実際PTAや地区委員もそういう説明責任を果たすべき!と言ってるわけではなく(本来なら果たすべきだと思いますが一般人のボランティア団体で単年度交代ではそうもいかない場合も多々あるでしょう)、疑問にすら思わない(らしい)構成員のお母様方にハテナ?です。

でもそういう人達だって、社会の消費者の時はちゃーんと免責事項やら保証書やらを読んで企業と対応してますよね?子どもの習い事だって、教室に問い合わせていろいろ確認してから入会するでしょう?
お金を払ってないから(損してないから)そこまでシビアじゃないのかなあ。でも労働力と時間はとられるよね。専業主婦だからそこらへんはそこまで腹が立たないの?

なんというか「自分の頭で考えて」「自分の意思で行動する」というのを放棄しているように見えて、かなりのカルチャーショックでした。
 多分、こんな地域活動みたいなので「自分の考え」なんてどーでもいいのよ、波風立てずに適当に楽に済ませりゃいいの!いちいち意義なんて考えて真面目ねえ!という考えなんでしょうが、それってまずくない?
知らないうちにいじめ的なものに加担してたり、沈みゆく船に乗ったままだったり。
日本ではよくあるよね。戦時中の全体主義とかさ。


なんだか話が大きくなりましたが、もうちょっと他のお母様方を観察して(嫌な奴)、今日見た事なかれ主義の人以外の人達(かならずいるはず!)を探してみたいと思います。
これは私の勝手な好みなんですが、事なかれ主義の人達って挨拶して当たり障りのない話をするには話しやすくていいんだけど、突っ込んだ話ができなくてつまらない人が多い……
可もなく不可もなく人のいいやさしい、いいお母さん。
私はこういう人達が大勢を占める地域社会に閉じ込められるのが嫌で、仕事をつづけたんだっけ、と思い出した夜でした。
 


※ちなみに校外委員の運営母体はPTAだそうです。
委員選抜基準は「まず小学六年生の子供の親」いなければ「小学五年生」いなければ……と
なるようです。去年の方は引っ越してきた時点で最高学年のお子さんがいたのでわけもわからず「やって」となったよう。ひでえwwww
そして家庭数で選ぶようですね。

※青少年保護委員の運営母体は、わからん!
ネットでかなり調べたんですが、大本は市役所に同名の課がありそこらしい……?
予算がありえないほど降りていて、でも決算報告はネットにはなかったです。
活動内容も、パトロールしてマースとかまあまあ口当たりのいい毒にも薬にもならんかんじ。
イイコトはしてるとおもうんですよ、末端のなにもしらない保護者達は。
でも上の方では何か悪いことは必ずしてるようなにおいがする組織ですね。
調べても調べても責任の所在があいまいで、誰に聞けばいいのかわからず、たくさんの税金がなぜかつぎこまれているのに、その使途がわからない……あー!!市役所の定年前のえらいさんとかよだれがでそー!!とかね!
市民に思われたくないんならちゃんと情報公開してよ!
とりあえず聞きたい事をまとめて市役所の該当課に電話で聞いてみようと思います。
村八分はいやなので、発番非表示の「184」でね!
でも平日9時5時しか電話受付してねーの!仕事中だよおお!


※その後電話していろいろ聞きました。
中学校校区ごとにある団体で、うちの市すべての中学校校区に、とある年度に一斉にできたので行政からの指導があったみたいですね、つくってくれと。
で、活動財源は、市からの補助金です。
一つの中学校校区に25万円ほど。
で、うちの中学校校区のなかには、三つの青少年保護委員会があるので(小学校校区ごとにあるようです)、一つ7万から8万の財源ですね。
小学校の夏祭りの出店や、会議の時のお茶とお菓子とか、中学校祭りの費用に使っているようです。
この辺を電話で詳しく聞いて(対応してくれた人はしっかりした人でした。教育委員会が各中学校区の青少年保護委員会のとりまとめ事務局をしているとのことで、教育委員会の人が対応してくれました)、電話を切って。

で、2か月後くらいにまたホームページをみたら、今度はビシッと整理されていました。
会計報告がアップされて、会の成り立ちとか変遷とかがかいてあり、全体像がわかりやすくなってました。
電話で、善良な市民を装って、
「ああ、教育委員さんの組織なんですね……よかった。突然夜に呼び出されて委員をやってくれないかって言われて何の説明もないし、どこが運営していて資金源何かって聞いてもみなさん答えられないようだったんで、どこかの政治団体化宗教団体だと思ってお断りしちゃったんです。
悪いことしちゃいましたね……。でも聞いたことの無い組織だったし、今アムウェイとかのお友達商法とかあるし……すいませんでした」
とやったからかなー。
他にも質問があったのかもしれないですが、実は電話して結構すぐに、子どもが「青少年保護委員会とは」っていう、これまで見たこともない用紙を持ち帰ってきたんですよね。
ホームページほど明確にはかいてないですけど、一応健全な組織ですよーっていうのがざっくり書いてあるやつです。たぶん教育委員会が配布するように、各校区の青少年保護委員会に指導したんじゃないのかなって思います。

この件、そう思うのは、うちの行政はものすごーーーーーーーーく話が分かるからなんです。
対応も早いしとても誠実。
PTAとはえらい違い。
学校の先生方も、まっとうな考えをお持ちで、PTAをやって「ほほう」と思う意見をたくさん先生方からいただきました。研修とか受けてるんでしょうね。
人権や義務教育の公平性にもとてもクリアな考えをお持ちで、正直うちのブラックPTAの活動は有難迷惑だろうなって思いましたw

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