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PTAの耳はロバの耳~!

PTA見聞録です

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専業主婦と兼業主婦とPTA

さて、もうお分かりかと思いますが、PTAをやってほんっとーーーーーに心の底から後悔していること。

自分が差別主義者のアホになってしまったことです。
頭では分かっているのに、心が……どうしても人を分類して軽蔑してしまうようになりました。

何度も書いていますが、

【10年以上他人から怒られたり叱られたりされたことがなく、自分の責任で重要な物事を最後まで成し遂げたことがない人】

を、ほんっとーに嫌いになってしまいました。そしてこのクラスタは専業主婦、パート主婦に多くいるので、相手をまず「専業か有職か」「パートで週2とかかフルか」で警戒するかどうか決めるように……

これが自分でも本当に嫌です。
今一生懸命ネットで専業主婦の方の意見や他の意見を読んで、自分の考えをニュートラルに戻そうとしています。
専業だっていろいろ、兼業だって、男だって女だっていろいろなんです(人生いろいろ)
ひとくくりで専業とくくって断罪するような優越性が私にいったいあるのかどうか。ねーだろ普通に考えて。

わかってます。わかってるんですが、火の粉がばちばちと降りかかっているときに、冷静に「火の粉にも事情あるのよ、全部の火の粉が熱いわけじゃないでしょ?」とか思ってられんのですよ。
それにネットにあるカキコも、納得できるものはやはり有職の方の専業擁護……といより偏見批判で、専業の方の意見はヒステリックでオーバーで自分は頑張ってる!こんなつらい状況のなか頑張ってるのにひどい的な……まあそういう人がネットやってるってだけなんでしょうが。

本当にこんな自分が嫌です。
PTAやる前までは毎日幼稚園の送り迎えのバス停で、遅刻しそうになるまで(実際遅刻したこともある(;^ω^))専業主婦のみんなと話してすごーく楽しかったのに。
その時は人のうわさとか芸能人のうわさとか悪口とかそんなんじゃなくて、ようつべの化粧前と化粧後の動画がすごいとか、自分がもし離婚して再び結婚や恋愛市場に参戦した時どのくらいの価格になってるかとか、近所のおいしいものの話とか、ふつーの話だけどとっても楽しかった。

でも、一緒に「仕事」をすると、専業主婦はこんなに何もできないのか…と。

パソコンとかの技術の話じゃなくてね。一人でやってみよう、知らない環境に飛び込んで気まずい思いをしながらも自分一人でできることを増やそう、やってみよう、っていう気構えがない。
そして全体を把握して一歩一歩作業をこなしていく行動力と構成力、決断力がない。
警察に電話して聞いてみればいいこと、シルバー人材センターに連絡して見積もりを取ってみればいいことなのに、やらずに、延々と推測で話してる。
それと、自分で責任をとろうとしない。
自分が「こうしたい」と思って巧みに話を誘導して(嘘とまではいわないけど真実ではない風に話を捻じ曲げて自分の都合のいいように)いるのにもかかわらず、フネさんもそう言ってたし、とかフネさんがせっかく作ってくれた資料なんだし、とか言って「自分のわがままじゃないですよ~頑張ってくれた仲間を評価する優しい気持ちだけなんですよ~」とアピールしてきたり。
論点のずれた極論を言って情緒的に物事を決めたり。
だからPTA活動自体がぶれぶれになるんだよ……となんかもう……好きにすれば状態です。

私が復職したのは5年前です。
しかも一日四時間勤務。
まあでも、とあるグループでリーダでおっちゃんたちをなだめすかしながら新しい仕事を進めて実績を作れるように頑張ってます。自分の責任でもちろんすべてやってる。だからこそほんとにほんとに突き詰めて考えて、慎重に検討して実行するさ。
そして趣味で文章を書いていて、何とそれが人気がでてかなりの副収入も得ることができ、そちらの仲間や読者の方との交流や創作、作業も忙しい。
もちろんそっちも自分の責任でやってますわ。
んで、当然ながら時間がないから、「遊び」部分を切り捨てて切り捨てて、大事なところだけとってます。必要最低限の家事と子どもとの時間。
部屋が汚いとか洗濯物たまってるとか、お客様をいつでも迎え入れることができる家とかは削ってますが、子どもとのんびりわちゃわちゃしたり、宿題を見たり、子どもが夢中になってる本を読んでみたりってのは大事にしてる。
つまり極限まで効率化した無駄のない日々になってるんですよ。で、習性でつい無駄な行動を是正しようとしてしまう。
要はなにか新しい活動をするときに「これの目的は何か」「本当に私と子どもたちに必要か」「今、どうしても必要か」「なかったらどうなるか」を厳密に考える癖ができてしまっているんです。で、これを仕事にもPTAの仕事にも適応させてしまうんです。

たった五年でこんなに違っちゃうんだなあ……
と、とても驚きました。
ちなみに私が休職して専業主婦をしていたのは約7年です。どっぷり育児に浸かってました。
世の中には経済至上主義以外の物差しがあるんだなあと実感した7年です。
もちろん専業主婦の友達も、ママ友もできました。
やっぱり気が合う人同士は自然につながって、引っ越したり引っ越しちゃった後でも今でもメールしたりしてます。それは友達ですね。
ママ友はすっぱり縁がきれましたがw

半年活動していろんな人と出会いましたが、得るものは何一つなかったです。
PTA活動を通して、経済以外の広い視野、人間や教育に対する深い洞察、崇高なボランティア精神、等にはとんと出会いませんでした。
みなさん、自分の活動がどういうもので何の意味があるのか、PTAとはそもそも何かとも考えようともせず、とにかく嫌われずに一年お勤めを果たして終わりたい、だけど自分だっていやいややってるだからやらない人はずるいし、非常識で人間として失格。みたいな感じでしょうか。
これがすべて一人の人格にはいってるわけじゃないですよ。
PTAをやらされているお母さんたちにうずまいている感情をまとめてみたものです。

相手「強制輪番にしないとみんなめんどくさいからやらないですよ」
フネ「でもそうしたらどうしてもできない人はどうするんですか?」
相手「……」
相手※そんなん私のしったこっちゃない。それぐらい自分でなんとかしてとにかく活動しろや、と思ってるけど言わない
フネ「それに、めんどくさいからやらないってことはその活動が必要だと思ってないからなんじゃないですか?活動の意味をちゃんと定義してみんなと共有しないと」
相手「意味……?そんなのそれぞれが考えればいいんです」
フネ「いや、だからそれがわからないからみんなめんどくさいってなっちゃって活動しないんじゃないですか?活動してほしいのはPTAの側なんだからこっちがきちんと説明しないといけないと思うんですけど」
相手「そんなことやったことがないので……」
フネ「それをやらないと、めんどいからやらない、になっちゃうんですよ。普通人は意味がない活動をするために時間をさきたいとは思わないじゃないですか」
相手「あんな活動、意味ないでしょう。私もそう思いますよ。でも子どものためだから我慢してやってるんですよ」
フネ「……???意味がないなら子どものためになっていと思うですが……それに活動に意味がないならやめればいいんじゃないですか?」
相手「だから、やめるためには話し合ったりいろいろ面倒なことをしないといけないでしょう?文句も言われるし時間もとられるし。そんなことをするのが面倒だからとりあえず活動をするんですよ」
フネ「なら、意味はない活動はしたくないって人がでるのは当然で、そういう人を強制輪番に組み込でおいて、活動しなければ批判するとかおかしくないですか?」
相手「でもみんながんばってやってるんですよ」

こんな感じです。
全然話がかみ合わない。
平の会員ならいいんですよ?でも組織側で、予算を持ち権力も持ってるわけです。
たとえいやいやでも長というものをやっているからには、会員や運営方法に対して考えてほしいわけ。自分たちが加害者でもあるってことを。

でもそれってつまらないのか、考える人はほとんどいないですね。
奉仕内容や活動対象(バザーやりましょう!とか見守り活動やりましょう!とか)そういうのはやりたいらしいけど、それを実行するのならまず組織の仕組みをどういう風にしていつ無理なく会員の裏方の人達ができるように仕組みを考えて……ってのをしないのね。
「がんばればできるからがんばりましょう!」ってなっちゃう。
いや、そこは考えようよ、というと、私たちは単なる主婦なんでわかりません!

……じゃあ、被害者はどうすりゃいいのさ。たとえやりたくなくてくじ引きでも、予算と権力を握ってるからにはきちんと対応する必要がるんじゃないの!!と、フネは会員には優しいんですが役付きには厳しいです。

活動内容を変えたり、活動の意味を考えたりってことはしたくないみたいですね。
この話をした組織の人以外の別の組織の人もそうでした。
考えるのは、活動をいかに人に強制させるか、活動してない人をひっぱりだすか。ここはほんっとーに一生懸命にあの手この手でやってました。

フネはそれは順序が逆で、まず活動の目的と意義を考えて、当然ながら意義ある活動のみにする
そのうえでそれを一般会員の人に理解してもらい賛同してもらえるようにいろいろ制度を整える。そのうえで活動のやり方を考える、という手順じゃないのと思うんですけどね。

ああ、そういう意味では得たものは、世間はこんなに程度が低いのかと。
そういえばフネも小学校中学校までは話がかみ合わずに「なんかちがう」と思いながら暮らしてたなあ。
もうママ友もいらんですわ。
子どもとか塾の情報がもらえるよ、とか言われて作らなきゃと思ってたけど……
うちの地域は学校が頼りになるんで、尾ひれをつけるママ友の話よりも学校と話した方が問題解決の近道だと実感しました。これまでママ友と言われる人から聞いた噂は、自分で事実確認をしたらほとんど間違ってたし。

そしてもう一つ。これに関係するんですが、

【言い切るやつの言うことは信じるな】

ですね。これは「絶対」という言葉を頻発するやつを信じるな、というのとも同義です。
フネの実父曰く、世の中に「必ず」と言えることは人がいつかは死ぬことと、夜が来て朝がくることしかないんだと。
にもかかわらず言い切るやつは、物事を理解していないか、理解できていなくて理解しているつもりになっているだけか、浅はかなだけか、のどれかだと。
そういう人間は一事が万事そうだから、信頼できることを言ったり任せたりするなと言われました。
これがねー……言うんですよ。
前の「もう一人」というエントリで書いたような人は、必ずこれを言います。
地区内で輪番でとある活動をしていますが、特に問題はないですか?あるのならこちらの方で全保護者向けにボランティアを募集して活動の手助けをしてもいいと思ってるんですが、といったところ、その方はきっぱりと「大丈夫です」と。
「そりゃ用事がある人もいますが子どものことは自分たちで守るものって、みんな思ってうまく回ってますから」
と言い切られたんです。
まあPTA全体よりも少人数だし子ども会の地区ともかぶってるし、言い切ってたところが気になるけど、みんな顔見知りで意見もいいやすくうまく回ってるのか、ノウハウを今度聞いてみたいなと思っていたんですよね。
言い切ってるけどちゃんとやってる人もいるんだなーと。

ところがふたをあけてみたら、文句がでてきていたらしいです。
しかしそういう人の常で、自分たちのシステムがおかしいとはみじんも思わず、子どものための活動なのにそういうことを言ってくる非常識な人がいて、というスタンスでした。
いや、その人は仕事で出勤時間の問題があり、毎日そこに立つのならその分やすみをとらないといけないがとてもそれだけはとれないという、物理的な問題でしょう。
精神論でそれを乗り切れというのは無茶ですよねえ。そんなのそっちの問題だからそっちで考えろってのも、じゃあ輪番決めてるのは誰ですかって話ですわ。

で、もともといた「そういうタイプ」の人は当初、「うまく回っています」と言っていた人の話を聞いて目をキラキラさせて、また大げさに虚実を交えてほめたたえていました。
その人の話を一緒に聞いていたのは私だけだったので、その人が自分の都合のいいように話を捻じ曲げて伝えているのもよーくわかりました。
きっと私との話もそうやってねじまげて他の人に伝えてたんだろうねえ。
その人も、言い切る人なんですよね。だから警戒してたんですが。

別の組織の「そういうタイプ」の人は、もう、ほんとに開いた口が成層圏にまで到達するんじゃないかっていうねつ造をあちこちに自分を被害者にして言いふらしてたみたいで、いやあ……何考えて生きてるんだろうね?
これも私の、ほんっとーに傲慢な意見だってよくわかった上で書きますが、キャパも能力も思考の深さも、私より小さいんです。だから手に取るようにその人の考えていることがわかります。
そしてその人達は、自分がついている嘘や整合性のとれていない話についても、まずいなあとかばれちゃった恥ずかしいとか全く思っておらず、みんなうまくだまされてる、自分はうまくやってると思ってるんですよね。
まあ当然ながら、私のキャパだってそんなに大きくないので、そんな私をはるか遠くから見ながら「ちっせっww」と笑ってる人もたくさんいるとは思うんですが。
でももうそんなんはいいのよ。
自分の小ささも汚さも醜さもわかってる。よく思われようとか器よりも大きく見せようとは思っていません。そうです、この大きさしかないんですよ!すいません!
これまで生きてきて培ってきた倫理観と正義感と誠実さを信じつつ、受け入れる意見は受け入れて進みますが、聖人君子ではないので。アホで醜い人を見ると、アホで醜いなあと思ってしまうわけなんですよ。「ちっせっww」とね。

そう、それと最近しってこれだーーー!と思ったんですが、
私はなにも向上心を持たないとだめというわけではないんです。個人的には好奇心旺盛な人で知らないことに飛び込む勇気を持っている人が好きですが、別に仕事じゃなくても全然いいです。
幼稚園の時のお話している専業主婦の人で、子どもとギターを始めたり、なんか聞いたことない国の料理を習い始めてたり、畑を借りて野菜を育てたりしてる若いお母さんがいたんですが、その人の話はとーっても面白かった!!自分の頭で考えててユニークだったなあ。今でも好きですよ。

で、何をこれだと思ったかというとマズローの欲求五段階ですわ。
三角形で、一番したの大きい土台が「生理的欲求」次が「安全欲求」、その上が「社会的欲求」でここまでが低次元の欲求(外的に充たされたい)だそうです。
で、さらにその上に「尊厳欲求」、そして一番上が「自己実現欲求」になり、ここは高次の欲求(内的に充たされたい)んですって。
結構有名な表だそうです。

で専業主婦をやっていれば、低次の欲求(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求)は満たされるでしょう。で、そこで満足して「幸せだなあ」と毎日を過ごしている人。こういう人は、私はとっても好きなんです。その人なりにいろいろ考えていることは、とても前向きでやさしさに満ちていて人間的に素敵だと思います。
問題なのは、専業主婦で大してなにも活動をしていないのに「尊厳欲求」と「自己実現欲求」を持っている人なんです。
これは家庭内ではたぶん満たせないでしょう。しかし働かずにそれを外に求めると、物事がめんどくさくなるんです。
前にも書きましたが、私にとって仕事や趣味の物書きで「尊厳欲求」や「自己実現欲求」は満たしています。当然ながらそれを満たすための労力や苦しみ、責任はコミで引きうけてます。
専業主婦の人がこれをPTAで満たそうとすると、無駄な活動を減らせなくなったり(その人の尊厳欲求や自己実現欲求がかかわっているから)、意味不明な活動になったりするわけです。
しかしPTAも専業主婦も本当にずるいことに決してリスクや責任をとろうとしません。
リスクや責任は、末端の会員が意味も分からずにとらされることになるわけです。

しかし責任やリスクのない「自己実現欲求」や「尊厳欲求」は、きっと結構空虚だと思うんですがねえ。
まあどっちにしろ本当に迷惑なんで、責任とリスクがセットの、対価が金の仕事をするかどっぷりボランティアにつかってきちんと活動してください。

リアルの世界での愚痴はもういいたくないので、
ここでロバの耳~!
自分が正しい、正義だと思ったときに人は攻撃的になるそうです。
私はまさに今それだなあと思って自制しなくちゃと思っています。攻撃された方は悪意があるわけではなく何も考えていないだけなので、攻撃されると傷ついちゃうんで。
しかし何も考えていないのが一番迷惑なんだよなあ~……orz

もう後二つ、役員決めの際にできない理由をみんなの前で言わせる、というのと、悲惨な引き継ぎ資料。
私がやりたかったことは残りこの二つだけなんで、これは一人で淡々とできるので、こっちだけがんばります。他はアルカイックスマイルで流します。

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