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PTAの耳はロバの耳~!

PTA見聞録です

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ラスボスが倒せない場合

前回までラスボスをどげんとせんといかん!と書いていたんですが、
ラスボスは、

日本の社会における女性(母親)の扱い方

で、そうなると倒し方は

一人一人の母親が、社会性を身に着け自分の頭で考え、自分の言葉で意見を言い、自分の責任で行動に移すこと。


となって「お、おう…」という結論でした。
なんつーか壮大すぎて……いつこれ実現すんの?100年後?的な。

昨年度1年間、問題意識を持ちつつ活動してきて、
私が一番おかしいとおもっているところは、構成員を追い詰め嫌な思いや悲しい思いをさせるところだとはっきりしました。
具体的には、組織として義務だけ課して責任をとらない⇒困る人が出てきても代案や救済策がなく放置⇒困る人は嫌な思い、悲しい思いをする

どうしてそうなるかというと、運営の仕方が稚拙だから、というのが私の結論です。
さらに、どうして運営の仕方が稚拙になってしまうのかというと、

・運営の仕方について考えたことがない人がほとんどだから
 →だからこの運営の仕方で苦しんでいる構成員がいることに関心がない
 →運営方法を変えることについてそんなことができるとは思っていない
 →苦しんでいる構成員がいても、運営の仕方のせいではなくその人個人のせいだと思っている
・構成員を苦しめないような、他の運営の仕方を知らないから

このあたりかなあと。
つまり、私が問題意識を持って、
構成員を追い詰め嫌な思いや悲しい思いをさせている今の運営方法を変えませんか?
と訴えたとしても、大多数の構成員にとっては、その意識は共有できないんですね。
よって変更する意義を感じないため、変更に積極的ではなく必要性も感じていない。

前回までの私の結論としては、「そういう組織が快適だと言う人が圧倒的多数なら、その組織で辛い思いをする方が断る、もしくは去ればいいんじゃないか。」というものでした。

まーでもね、あきらかに【今の】社会常識から考えると、非常識で不適切な運営方法だと思うわけです。戦前ならいいと思いますが。
た とえ80%の構成員が「私たちはいまのままでいいんです」と言ったとしてもね、そういう団体が小学校の義務教育の校舎で活動していることに対して、一成人 として「おかしいんじゃないの?」と思います。せっかく新しい世代に新しい人権教育をしているのに、それを相殺してしまっているような親の活動……。


なので、P連に、横浜みたいにPTA会長に対して「そもそもPTAとは」の研修をしてよ、と陳情しようと思っていました。
説得力を持たすために自分の住所と身分(小学生の親でPTA会員である)をあかして。
で、そのことについてなにか連絡があるかもしれません、ご迷惑をおかけしたら申し訳ございませんとあらかじめ校長先生とPTA会長には伝えてあります。

しかしねえ……
上記のラスボスやラスボスの倒し方について考えると、P連に訴えるという行為が恥ずかしいと言うか情けないと言うか……
「そーかそーか。やっぱり女子供、もしくは一般ピーポーには自分達の作った組織の自浄もできないか、お上の言う通りじゃないと無理なんだねーお上のやり方は男社会のやり方だけどねー」
みたいな幻聴がww聞こえてきてね。

同じく陳情するにしても、もう少し具体的になんとかならんかと思っていたわけです。


で、考えたんですが。
実際組織の構成員一人一人がきちんとこれができてる組織って逆にそっちの方が少ないよね!?
まあ社会的な役割分担として、女の方が専業主婦とか補佐的な仕事とかで責任取らない場合が多いにしても、男だって責任をとらなくてすむよーにすむよーに巧妙に後ずさりして逃げてくよね!?
会社の案件とか、大型受注とかだと聞いたことない部署とかからいろんな人がわらわらとサポートとか称してよってくるけど、いざトラブル案件に変わった途端、さーっっと蜘蛛の子を散らすように逃げてくよねww
でも、うまく回ってるんです。それはなぜ?


年度初めということで、うちの会社でも事業方針の説明会がありました。
社長から降りてきた会社方針を、事業部長→部長→課長と、昨年度の総括と今年度の目標について各々の権限範囲の内容について説明がありました。

で、当然ながらみなさんものすごーく自分の権限内の事業内容について理解してる。平社員より理解してる。っていうか平社員より理解してない課長がいたら、逆にそれはだめですよね。

PTAに足りないのはこれじゃないのかなーと思いました。
・しっかりした優秀なリーダー
・そのリーダーが自分の活動の意味と目的をちゃんと理解していること
・その意味と目的を、構成員みんなときちんと共有できていること(共有しようとリーダーがこころがけていること)




私がPTAで嫌なところ、問題だなと思っているところは、運営方法が稚拙でそれにより追い詰められて苦しんでいる構成員がいることです。
そこにフォーカスをあてて、

・PTAにのぞましいリーダー像(会長、執行部、各部部長までをリーダとします)
・どうやってそういう人を調達するか
・そのために私ができる第一歩は?

について考えたいと思います。

要はイジメ撲滅と一緒ですね。
PTAでいう私の嫌なところ「
運営方法が稚拙でそれにより追い詰められて苦しんでいる構成員がいること」、というのはイコールイジメをやってる母親たちが見てて胸糞悪いって話でもあるんです。
学校ならそれも悪いことだときちっと教えてくれる先生がいるはずですが、PTAでは野放しです。調子のりやがった勘違い母親。
彼女たちも犠牲者であるという視点から、何が彼女たちをそうさせてしまうのか。

PTAの参加は義務だという思いこみ?
関係ない、別組織だと連呼しながら助成金をだしたり賞をあげたりして煽ってる行政?
その人達の品性が下劣だから?
人間には人をイジメたいという本能があり、それを矯正するのは難しいでしょう。
でも発動しないような条件下に置くことはできるはずです。

どれも要因だけど、どれも治さなくてもうまくいく方法があるんじゃないでしょうか。
そう、私がすぐ上で書いた「
学校ならそれも悪いことだときちっと教えてくれる先生がいるはず」。
先生=管理監督者、リーダですよ。
規約を改正して権限は与えられないですが、リーダーがきちんとしていれば末端委員の変な暴走は防げるはずです。


「命を大切に」「相手の気持ちも考えて」などという道徳教育は、フネはきれいごとだと言い切ってしまうような人間で、
そんなきれいごとに時間を使うくらいなら、イジメが発生する条件を過去の無数の経験から定義し、それを解決した方がいいだろうと思います。


イジメがおこる環境というのは、前もどこかで書いたけど

・閉鎖的でストレスフルな空間
・監督管理者がいないもしくは権限がないもしくは無能

これをPTAに当てはまると、

風通しを良く→入退会完全自由化、男親もやれや
監督管理者→今回のブログのリーダーの話

となります。
風通しを良く、の方もね……何とかしたいけど、社会構造とかにもかかわってくるから20年度くらいまでまたないと無理っぽい。
そこで管理監督者。リーダーですね。
考えていきたいです。


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ちょっと感想

PTAにおけるリーダー論の前に
ツイやサイトでPTAの召集令状が続々とUPされていますね。

うちのPTAも、

選択肢を提示しているように見せて、実際はほぼしていない。
できない事情については、この世に存在しないという扱い
「できない」と言わせないように、巧妙に委員選出のやり方を組んでいる。
「できるかできないか」の判断責任をPTAでとらなくていいようにしている。

という……なんというか…「やる気あんの!!?」と言いたくなるような仕組みです。(やる気ないよね…wわかってる)
やる気は無くて、とにかく【自分(今の委員、役員)】が面倒事に巻き込まれずとっとと辞めれて来年の人も有無を言わさずやらせる一番楽で無責任なやり方、になってます。見事に。

でも他もひどいね!!
いや、うちの方がまだグレーよりですわ!みなさんとこすごいわ!
ありゃー退会するしかないわwww

学校とタッグをくんだり子ども会と共闘してたり。
ほんまキチ〇イに刃物もたせてどうすんですか、学校!子ども会!
ほんとに不本意だけど……


だれか管理してあげて!!!
あの人達、管理してもらえないとこんな組織しか作れないの!!!!


いや、過去何十年の間、いろーーーーんな人が意見を言ったり改革したりしたんだと思う。
私がやった校外委員長だって、8年前に比べたら二つ仕事が減ってた!
私の年度に他の人が二つ仕事を増やしたい!っていって増やしちゃって、それを止められなかったダメ委員長だけど、断固として完全ボランティア制にしたし、引き継ぎ資料も私は作らなかったんで、その活動やろう!って言った人は当然(w)作らないんで、資料ないからもう今年度もできないよ。
まあ、とにかくね。
心ある先人はいたんです。
目立たないけど、過去の校外委員以外の議事録とかがPTA室に置いてあったんでそれを見たり、さらに過去に、勇気ある人が全校アンケートをしてその結果が隠されていたんで、それもこっそり読みました。(アンケート実施しただけで、うちの学校ではすごいんです。私が「したい」って言ったら、ほんとーに人に非ずっ!て感じで非難されましたw)
みなさん、いろいろ苦労された後は、よーくさがせばあちこちにありました。

でもね、悪貨は良貨を駆逐するんです。

今声高にスポットライトの下で叫んでいるうちのPTAは、ブラックですね~。
良貨はひっそりと去ったんでしょう。わかる……わかるよ!

ほんとに各学校の選出用紙を見て、もう……笑っちゃいました。
よくここまでひどいやり方を考え付くなあと。
それを臆面なく実行できるなあと。

一応建前だけでも、PTAとは、とか、PTAの理想、とか子どもにみせる背中、とか思わないのかなあ。
あの仕組みを考えたひと、文章を考えたひとは、恥ずかしいと思ってないんだろうなあ。
親として、大人として、とても恥ずかしいことなんですよ、ああいう選出方法しかできないということは。

そんな組織しかつくれていないという自分たちの無能さ。
誰もついてきてくれていないという自分達の人徳のなさ。

この辺が、もう全面にあふれています。

そんなの知らないわよ!私だって好きでやったわけじゃないんだから!
一子一役でしかたないからやっただけで、PTAなんていらないって思ってるしね!
とにかくもう面倒はいやなの、さっさとやめたいのーーーーーーーーー!!!!!!


っていう心の叫びが、恥ずかしさを吹っ飛ばすんでしょうね。

あー恥ずかしい
あー情けない

私ならぜったいできないわ。





日本PTA全国協議会の会長

今たいへんホットな話題ですねー
いろんな方がつっこんでますが、どーしてもつっこみたくなるインタビューなんですよね。
ねらってもあそこまではなかなかできない。
ある意味天心爛漫で無垢だなあと思います。
PTAを熱心にやってる人、信じ込んでる人共有の視野の狭さと想像力のなさが顕著ですね。
こういう立場でこういう発言をしたら、読んでいる人はどう思うだろうかという想像力が一切なく、自分の信念と考えが正しいのだからそれに反対する人は、「何らかのトラブルがあった人」というキズモノなわけですね。すごいなあほんと。

さて、私がこのインタビューで思ったことは、他の方々が散々言われているので、私は二つだけ。

一つ目は
『PTAは、地域の人と一緒に子どもたちを育てる「地域活動」』

と最初に言っていたけれど、そうなの!?
初耳。
公立小学校だから?これはその人がそう思って活動してます、ってだけじゃあ……?
これをその立場の人がああいう場でいっちゃああかんでしょ。そのへんも脇が甘すぎる。
まあそれだけあのアンケートの結果に傷ついていたんだろうなとは推測しますが。
だってあの人の考え全否定だもんねえ、アンケート結果。


二つ目は、
この会長さんの発言にたいして、納得できる点もあると言ってる人達へ。
主にそういう方々は、「イジメって確かにどんな集団でもあるでしょ。なら、それを無いって話にするよりもこの会長さんみたいに或るって言った方がいいでしょ」って意見。

私はこれに反対です。

イジメは確かに、ある一定の条件を満たした集団に発生します。
その「一定の条件」とは、PTAにおいては、
「任意と言う建前、強制という実質」という【ねじれ】だと私は考えています。

その【ねじれ】は、もうお分かりかと思いますが、PTA側が故意に任意であることを隠していること、隠さずとも子どもに不利益は何もないことの周知などの一会員が任意を使いやすくするような手段をわざととっていないことに起因します。
この会長さんも言ってますよね。

『あえて周知する必要はないと思っています。すべての保護者と教師が、良い教育環境をつくるために集まっている会で、みんなが一緒にやらなければよくならない。「入会」「退会」という考えはそぐわないのです。』

これもこの人個人の考えですが、こういう考えの組織であることを明らかにしたうえで会員を募集しているのならこれはこれでアリだと思います。
ですが、そうではないですよね。人とお金集めのための看板と中身が違うのは、さすがに誠意がなくこズルい組織だと思われてもしょうがないのではないでしょうか。

じゃあその【ねじれ】がなければどういいのか。




■例えば建前も実質も【強制】だったら

裁判員制度などでもわかるように、きちんとした社会常識をわきまえルールや組織作りを専門に勉強した人達が、強制ではあるけれどできるだけ個人の都合に配慮したルールを作ってくれます。
さらに、PDCAのCとAもきちんと機能しており、さらにそのあたりの機能責任は、強制をした組織側が全面的に責任を負って運営してくれます。

なぜなら「強制」だからです。それほど個人にたいして何事かを無理矢理させるということは大ごとなわけです。たとえその「何事か」がものすごーーーーーーくいいコトだとしても。

つまり、「きちんとしたルールと組織を作った上で、強制」となるわけです。活動責任は組織で。



■たとえば建前も実質も【任意】だったら

これはもう、説明の必要もないですよね。
活動したい人はして、したくない人はしない。
活動している人は、別に活動しないという選択肢も選べるので、活動しない人をズルいなどという発想はでないでしょう。
そしてルールや組織ですが、まあきっちりしているにこしたことはないのですが、専門家が考えてくれるわけではなし、運用しやすいように適当でいいかと思います。
責任についても、やりたい人が自発的にやりたいことをやってるわけで、基本責任は個人に帰するでしょう。

つまり「組織もルールもぐだぐだだけど、活動参加は個人の自由」となるわけです。活動責任は個人で。



で、今のPTAの実際は、
「きちんとしたルールと組織を作った上で、強制」
「組織もルールもぐだぐだだけど、活動参加は個人の自由」

この二つの前半と後半がねじれてるわけですね。

「組織もルールもぐだぐだだけど、強制」

うーん……最強だぜ!
ちなみに活動責任は、うちのPTAの場合は組織が責任をとろうとしないので宙に浮いていて、最終的に個人がとらされますね。

この【ねじれ】がPTA内のいじめの原因で、【ねじれ】をわざと作っているのは、会長発言の『あえて周知する必要はないと思っています』←これですね。


いじめをわざと作る、もしくは黙認(内心奨励)している張本人が、イジメはどこにでもあるとか、『ちょっとぐらいのこと』とか『解決策を探るのも経験』とかいうのはさすがにまずいでしょ。
そう思いませんか?【会長の発言も一理ある】派の方々。


だいたいの結論

むっちゃ久しぶりです

だいぶ毒は抜けてきた気がします。
PTAやその周辺をとりまくものは相変わらず美しくなく反吐が出ますが、それに対する自分のスタンスとしては距離を取って遠くから眺めると言った感じでしょうか。
もちろんノルマやらなんやらには、「責任もって参加できないので立候補はしませんが、他にやるかたが誰もおらずくじびきになるようでしたら久慈に加えていただいて構いません。」と言った感じで、平日昼間は休まず土日も夫がいなければ、子どもを置いて外出はしないつもりです。
もちろん「迷惑かけて本当に申し訳ない出す。家でできる仕事があればやりますので」と腰は低くして無駄な風圧は避けていきます。

で、ですね。
PTAの問題は組織や規約ではなくその構成員(の一部)である。
その構成員の問題は、他人を尊重しないこと、人権侵害、である。
なぜその構成員がそんな風になるのかというと、自分が社会や他人から尊重されず人権侵害もされているからである。
というのが前回までの結論でした。
いわゆるジェンダー問題ですね。
あの後いろいろ本を読んで思ったんですが、それはやっぱりあると思います。
今の日本社会(男中心)では、『美人』『巨乳』『お母さん』には人権はないんです。
この三つはどれも男の勝手な幻想を女に押し付けているもので、その幻想があまりにも社会に蔓延し幻想だと言うととても生きづらくなるので、皆黙って我慢するか自らをだまして幻想通りに振舞うのが自分の望みだとすり替えて生きている状態なんですね。
『美人』『巨乳』『お母さん』については、個人個人の考えとか価値観とかは、社会はどうでもいい。社会にとって都合のいい存在で有り続けてほしいわけです。だって男のドリームだから。
ちなみい『母親』ではありません。『お母さん』です。
それに過剰適応しちゃってる人たちが、一番最初で言った【問題のある構成員】なんだと思います。

話しは変わりますが、戦後70年でいろんな特集をやっていて、私もみました。
その中で、元日本兵のお爺ちゃんの話がありまして。
ジェンダー問題を考えている人達から袋叩きになっていたのがあったんです。
いわく、そのおじいちゃんは若かりし頃兵隊で徴兵され、明日をも知れぬ戦地で、従軍慰安婦を抱きまくったそうです。まだ少女や嫌がってないている女性心が壊れて無反応でもなんでも抱いたと。そして「こっちだって明日死ぬかもしれないんだからそれぐらいいでしょう」と。
これに対してジェンダー問題に関心がある人達から叩かれてたんです。まあ当然ですが。
「自分が明日死ぬのなら、他人の人権を踏みにじってもいいのか」と言った感じで叩かれてました。
そのとおりなんですけど、この元兵士さんの立場でかんがえると、元兵士さんも国家によって人権を無視され踏みにじられてたわけですね。戦争なんかしたくないし死にたくもない。なのに無理矢理徴兵されて死ね、さもなければ殺せと言われる。
自分の人権が全く尊重されていないのだから、他人に人権があるなんて思いもしないかもしれないし、思っても尊重する気にはとてもなれなかったんでしょう。
そこで、自分の人権は踏みにじられても他人の人権は尊重してあげるべきだ、というのは簡単ですが実行するのはとても難しい。よっぽどの人格者や聖職者など、自分に対して一定の規範をきびしく課していなければ、普通は難しいんじゃないでしょうか。

で、これは、PTA問題と相通じるんだと感じました。
要は、自分の人権を尊重されていなければ、他人の人権も尊重できないと。
PTAの問題ある構成員である人はたいてい、社会的ジェンダーを押し付けられそれに自己催眠により順応しているか我慢している『お母さん』だと仮定しましょう。
彼女たちを解放し問題を失くす根本的な解決方法は、社会におけるジェンダー圧迫をやめ人権を認め尊重することですが、そんな社会いつなんのと思います。
しかし問題はPTAだけなんですよ。
PTAに特化して考えると、PTA問題の他のブログでみなさんがさんざん言っているように、
入退会の自由化
これにつきるんです。

PTAで他の会員の人権を尊重せず活動している『お母さん』たち。
上記の仮説から考えると、彼女たちの人権を尊重してあげれば、問題は解決するはずです。
彼女たちの人権を尊重する……つまりは、彼女たち一人一人の意見を聞き、それを尊重し、実行させてあげると言うことです。
具体的には、子どもが小学校に入学した時に
「この学校いはPTAというそしきがあり、これこれを目的としてこれこれした活動を行っています。会費はいくらで活動内容はこれ、役員委員についても担当しています。これについてもしご賛同いただけるのなら、入会をお願いいたします

こう聞かれたら、多分ちょっとは考えますよね。「私はどうしたいのかしら」と。
そのうえで自分の意志で入るか入らないかを決め、それを告げます。

この一連の行為で、その『お母さん』は、自分の考えを聞いてもらって、自分の考えを尊重してもらい、それを実行することができたわけです。

やっぱりここからですよね。
きれいごとと言われようと、きちんと意志を聞き尊重するべきです。

そして入退会自由になれば、好き勝手な運営やいい加減な運営はしにくくなるしやる気のある人がやる気を全面にだせるのでいい方向に回り始めるんじゃないでしょうか。


子どもも含め、ちゃんと相手の目を見て相手の考えを聞き、自分の都合に合わない意見でも尊重できる気持ちを持つということは、すべての物事ををうまく回していく根幹だと思います。
PTAの人権講演会をみんなが危機に行けば、こういう話をしてくれるんでしょうかねえ。

PTAをきちんと運営するにはどうすればいいのか

ずっと書いてきたことですが、100人から1000人(夫婦は通常世帯会員ではなく個々で会員なので双方の数をいれるとこれぐらいの規模の学校が一番多そう)規模で、100万を超える予算で運営している組織に対して、あまりにもマネジメントがお粗末ではないですかと思います。
そりゃーいろいろ問題はでてくるわさ。
でもいわゆる『上』の学校側も教育委員会も、P連や日Pも、単P内の運営には口を出さないっていってるってことは、どっかの誰かが指導してくれたり、このやり方が正しいかそうでないかのお墨付きをくれたり、枠組みだけ作ってくれたり…ってことはないわけで。
自分達でやるしかない。
そういう意味では民主主義を基調とした組織作りの練習には、いい素材だったのかもしれないですね。
まあ、失敗しているところがほとんどなわけですが。

で、じゃあそのマネジメントをしてくれる人をどうやって調達するかっていう問題が出て繰るわけです。
今の縁故採用やらくじ引きやらでは適材適所は無理。
時々綺羅星のように現れてくれる適材が適所にはまりおまけにやる気もあったりすると、2,3校PTA改革で有名になってる学校みたいに改革されるところもありますが、なかなか……
どういう人が適材かというと、やっぱり組織論をある程度知ってる人だと思うんです。
価値観が全然違いあちこち違う方向をみている保護者を、とりあえず会の目的はこれなんでこっちみてねーと、うまく活動意義、目的を共有させ、方向転換をはかりつつ、外野のクレームを誠実にききながらもPTA本来の意義からは活動をはずさず、それについての説明も時間を惜しまずできる人。
そういう能力がある人が、一般社会では人を管理する適所につきます。
じゃあそう言う能力がない人はどうるすのかというと、そう言う能力がある人達のもとで活動しながら学んでいくわけです。ああ、なるほど。意志決定はこうやってやるわけね、とか。不満なら会議の場で言うべきであとでトイレでこそこそ言うべきではないのね、とか。トイレでこそこそ話し合って意気投合したことで、会議で決定したことをくつがえすべきではなく、くつがすのならそれなりに皆が納得できる根拠を提示するべきなのね、とか。

PTAはそう言う人達が、せめて3割はいてくれるとうまく運ぶと思うけど、そう言う人達は主に企業が欲しくてほしくてたまらないわけ。
で、企業に入るとやっぱりひっぱりだこでやりがいがあって人のため会社のためにもなる仕事がわんさかとふってくるから、そうそう平日休んでPTAには行けない。

※ここで、この現状が変わるのが一番いいとは思います、私は。
会社側もPTAや地域の仕事はある程度仕方がないという共通認識があり、当人も双方両輪で無理なく普通にこなせる程度の活動量で、地域やPTA側は職業人の時間感覚についてある程度理解する。いろんな社会のゾーンがまじりあうと、とてもいい、とは思うけど現実は会社はそうなってなくて、当人があっちをたてるとこっちがたたず、両方立てるには自分の体力精神力をかなりけずってやらなくてはいけないというのがね。社会全体で解決できるのならそれはそれが一番いいと思います。※

そして自分の能力をどこに使うのかっていうのは、やっぱり個人の自由なんですよね。
私は、PTAに一年使ったけど効果がほとんど出ないので不毛だったなーという感覚しかないです。その間会社にその能力を使っていれば、今いろいろ問題がでてきている案件をシステマティックに解決する方法を導入する時間があったのになあと思ってます。
PTAは効果を出すことを目的としてないですしね。望まれてもないし。その場その場で目の前にある障がいを避けられればOKっていうその場しのぎな組織ですよね。
じゃあ金で貢献するかっていうと、私も別に金持ちじゃないんで、限りあるリソース(金)を使うなら自分で納得したところに使いたい。
PTAには寄付を募られてもたぶんしないけど、親がいない子どもたちの学習支援をしているNPOには毎月寄付してます。あといらなくなった本をBOOKOFF経由で売って、本は児童養護施設へ、売れたお金はそのNPO法人へ寄付、という活動もしてる。
うちの、ある程度恵まれた方である子どもたちに、ぶっちゃけ何かしてあげる必要はないっしょって思うんですよねー。


で、要は何を言いたいかと言うと、マネジメント能力のある人や、ある程度組織での力学を知ってる人はPTAに継続的に参加を促すことは難しい、っていうことです。
・物理的に時間的に難しい
・その人にとってのインセンティブを、PTAでは提供できない
上記二つの理由から。

じゃあどうするかっていうと、強制参加にしなければいいんです。
今のように一子一役やらできない人は皆の前で理由を云々…ってやり方(ほぼ強制)をするのなら、やはりある程度のマネジメントは組織としてするべきだと私は思います。
そんなマネジメントなんてできないわ!っていうのなら、強制しなければいいんですよ。そうすればゆるーくできます。

※ここまで読み返して思ったんですけど、今の一子一役とか自動入会とかのほぼ強制を黙認している人達は、
「じゃあどうするかっていうと、強制参加にすればいいんです。」
となってるんですね!!!!そーか!
同じテーマで答えが真逆。
強制参加にすればいい、という発想の後ろには、いまあるPTAやその他諸々の体制や決まりは変えることがならぬものであるという強固な思い込みがあるんでしょうね。

人が先か組織が先か。
そこが真逆なんだろうなあ。やっぱり相容れないね。少数派は去るか無視しかないなw※




それとね、みなさんヒューマニストなのかすごく各保護者への見方が間違ってると思う。
このまえ、モノすごーく細かいポイント制をWEBで発表した小学校PTAがありましたが、読んでみたけどよく考えられてるし配慮もあるし、すごいなあと感心しました。

でもね。

あの小学校であの文書を最後まで全部読んだ人は、多く見積もって全保護者の半分です。
残りの半分は「こんな長い文書、読むわけないでしょ。読めるわけないでしょ」って言う人達。
ホワイトカラーには理解できないけど、ある程度まとまった文章を読めない人はかなりいます。
だからツイッターの140字くらいが限界なんじゃないかな。

そして読んだ半分の中で、その意味を理解できた人はさらに半分。つまり全保護者の4分の1くらい。そして理解できた人のさらに半分が、得た情報をもとにして自分の行動につなげられる人です。
実際読む人はお母さんが多いと思うので、1000人会員規模のPTAと仮定してお母さんか委員だけで500人。そのうちの半分、250人が一応最後まで読んで、さらに半分125人が内容について理解。そのさらに半分63人くらいが、その内容を有効活用できるってわけ。
でも、ポイント制を施行して年月がたっていけば、口伝や経験則で理解していくお母さんは増えていくと思いますが、初年度はそんなもんでしょう。
そして理解できないから、その理解できないことについての批判が一斉に来ます。怪文やらないようを変に捻じ曲げた噂話が蔓延します。
そして理解できない自分だけがポイントを損していることに我慢がならない人達が発狂します。

勉強しようとか人に聞いて理解しようとかそういう発想にならないんですよね。
私に理解できないことを実行するPTAが悪い、という発想なんです。まあ強制自動加入ならその発想もわからなくもない。

昨日会社のWMの同僚10人くらいとランチをしたんですが、PTAの話になって、皆「配られた文書を読まなんだよ……」「読んでも内容が全く分からないみたい…」「理解できても自分のヤリタイ方向と違う場合は無視するんだよ…」
みんな同じところで驚いてるなあと吹き出しました。
こんな組織がうまく回るわけないよねえそもそも。

さて、ここまでの話をまとめると、
・マネジメント力に優れた人をPTAに一定割合入れるのは無理
・もともとPTAで活動していた人達にそれを望むのも無理

となります。
だから結論は、何度も書いてるけどやっぱり強制力を弱めるしかないんじゃないですかね。
入退会の完全自由化です。
1年全く活動しないでみたらどうですかね。そうしたらいろいろわかってくると思うけど。
でもそれを決める人と実行する人がまずいないよねww

となると、やっぱりキモのすわった会長が、来年度からは完全自由化にします!と宣言して次年度に丸投げってのが一番乱暴だけど実現可能性が高いかもしれません。



最後に、こんなに仕事ができないのか…!と驚愕した話を。
引き継ぎが口伝だったっていう話は前にも書きました。
口伝と、バラバラの情報をかき集めて、いつ、だれに、何を、何部提出するのか、を1週間以内に実行。とかザラ。
そして書類を作った後になって実はその中のとある項目は毎年変わるから、事前に各地域から情報を集めておかなくてはいけなかったと分かったりするのもザラ。
子どもの夕飯そっちのけで、全校外委員さんに連絡して聞いて集計したり・・・・最初からわかってたら一昨日にみんなが集まった委員会で聞けたのに!ってこともザラザラ。
そういうのを一覧にして、アホでもわかるように月別にして、ご丁寧に一緒に委員やってくれた人がチェックボックスまで着けて、その行為に伴い作成、もしくは配布資料がある場合は、「配布資料No.4月ー1」とか注釈をつけてくれたわけです。
で、別のファイルに「配布資料No.4月ー1」・・・と、全部対応させてインデックスをつけてとじました。さらに、同じファイル名でデータも作成。月ごとにフォルダを作って、年月日と校長など役職名を変えるだけで使えるフォーマットも完備しました。
前はEXCELだったりWordだったりしたんですが、全部Wordに統一。

ここまでマニュアルをつくればどんなアホでもチェックボックスにチェックするとーり、上からやっていけばできるだろ、っていうくらいすごいのができました。
私はこういう緻密な作業は苦手で、これの構成やどういう引き継ぎ資料にするかっていうところだけ参加し、あとはもう一人の実務作業スペシャリストがwwこの人ほんと有能だった。

で、これを次年度の人達に引き継いだわけ。

そして1か月後に様子を見てみたら。全然わからないです~!(>_<)って言ってるので話を聞いてみると、まずファイルを開けるとパニックになるみたい。
こ、こんなにやることがあるの!と。
で、上から順にやっていけばわかるからって100回くらい言ってるのに、一番最初に目に入ってきた真ん中あたりの項目を見て、「なにこれ!どうやってやるの?」「誰にだすの?」とパニックになってる。
……だからそれは上から順番にこなしていけば説明もあるから……ってかそのまえにアレとコレをやなきゃその項目の書類は出来上がらないから、だから一番上からやれって!!!

そして「この配布資料がわからないんです~(>_<)」っていうから見てみると、「配布資料No.五月-3」で書いてある。
「だからそこをみればいいんだよー。配布資料のフォルダは?」
「もうぐちゃぐちゃでどれがどれだかわからないんです」
「え?ぐちゃぐちゃってなんで?」
「いろいろわからなくてフォルダから外して見たり、戻す時にどこに戻すかわからなくて適当に戻してたりしてたらぐちゃぐちゃになっちゃって……」
「……じゃあデータの方で……ん?なんで同じフォルダが二つあるの?」
「作業中に間違えて消えちゃったら困るんでコピーして作ったりしてるんで」
「でも、新フォルダの方を更新しているファイルもあれば旧フォルダで更新しているファイルもあってどっちが最新かわからないよね?」
「そうなんです~(>_<)だから困ってるんです」

・・・・・・
もう、「そっか、がんばってね」と言って帰ってきました。
この人だけが特別無能(PTAでの仕事に置いて)ってわけじゃないです。だって5人いるもん。
理解できてる人もいるけど、5人を仕切って得意分野にそって仕事の配分ができないんだね。
つまりね、マニュアルすら読めない人達が結構いる!
だから口伝なのかもしれんなあ。
いやはや




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